長崎、坂本竜馬の足跡をたどる
【歴女におすすめのスポット】
長崎といえば原爆平和教育やハウステンボス・リゾートがどうしても有名となっていますが、実は歴史的に大きな意味を持つ地でもあります。
江戸時代に鎖国をしていた日本において、長崎は数少ない海外との交流拠点だったのです。 このため、多くの著名な偉人たちがこの長崎を訪れ、新しい見識を得たり、あるいは歴史を動かしていく重要な舞台ともなっていきました。
その中でも特に有名なのは、坂本竜馬です。 明治維新の立役者として歴史の舞台裏で活躍を続けたほか、日本史上に残る実業家としての側面を持ち合わせる坂本竜馬の足跡めぐりは、長崎観光の目玉のひとつともなっています。
【坂本竜馬ゆかりの観光スポット】
・亀山社中跡＝ 1865年に坂本竜馬らが結成した、軍事的・商業的な商社組織のことを亀山社中と呼びますが、その拠点がこの長崎にありました。その亀山社中の拠点跡には当時の建物の様子が復元され、坂本竜馬や明治維新に関連する資料を公開するミュージアムとなっており、多くの観光客が訪れます。・竜馬通り＝ 亀山社中を含む、長崎ならではの階段小路です。 竜馬が利用したと言われる井戸のほかにも、竜馬の像や彼が愛用していたブーツをモチーフにした展望エリアも存在し、長崎の街並みを一望できる絶好のポイントとなっています。
実は坂本竜馬、日本で初めてブーツをはいたと言われる人物。 彼のはいていたブーツをモデルにした像が展望台には鎮座し、このブーツをはいた竜馬がなにを思いながら海を見つめていたのかという、偉人の抱いていた大いなる想いに触れることもできるでしょう。
まれにそのブーツの像でくつろぐ野良猫の姿を見ることもでき、癒やしスポットにもなっています。
・旧グラバー邸＝ 坂本竜馬が亀山社中を介して取引をしていたのが、グラバーという貿易商。 炭坑や鉄道など、日本の近代化に尽力した人物として知られるグラバーの住宅は国の重要指定文化財として認定されており、長崎の観光スポットのひとつとして人気です。
また、グラバーは有名な結社フリーメイソンのひとりであったとして噂されており、邸内にはそれに由来するマークがあるとも言われており、そういった意味でも歴史的に重要かつ面白い観光地と言えるでしょう。
長崎は独特な地形から階段が多く、散策にはもってこいの街並みが広がります。
普段は感じることのできない歴史の流れや、小路から吹いてくるやわらかな風を感じながら、ゆっくりと歩を進めてみることをおススメします。
