佐賀、バルーンフェスタと唐津くんち
【あまり知名度が高いと言えない佐賀県。】
ですが、実はこの佐賀県には知る人ぞ知る国内屈指のイベントが催されているのをご存知でしょうか。佐賀といえば、かつてお笑い芸人のはなわが歌った「佐賀県」くらいでしか知らないという人も多いかもしれませんが、ただマイナーな県というわけではありません。 そのイベントこそ、バルーンフェスタと唐津くんち。 どちらも国内有数のお祭りとして、一見の価値があるものとなっています。
【バルーンフェスタ】
毎年11月に佐賀市内の嘉瀬川河川敷で行われているのが、このバルーンフェスタ。 正確には佐賀インターナショナルバルーンフェスタというこのイベントは、国内どころかアジアでも最大級の熱気球競技大会として知られており、100を超える数の熱気球が空に舞い上がるさまを楽しむことができます。
開催時間が早朝からということもあり、朝の6時ごろにはすでに多くの観光客や見物の地元住民たちで賑わいを見せるこのイベント。 熱気球大会としての側面のみならず、これに併せてのミュージックライブやお笑いライブ、子供たち向けのプレイスポットなどが多数開催され、ファミリーで1日中楽しむことができます。
【唐津くんち】
唐津市にて11月に行われ日本三大くんちのひとつ
伝統工芸品でもある巨大な曳山を軽快な囃子に合わせて引きながら、唐津城下町を練り歩くというもので、実に50万人以上が押し寄せる唐津市最大のイベントとなっています。その歴史は古く、1819年から脈々と続く伝統あるお祭りとして熱狂的なファンも多いです。
特に、2日目の曳き込み・曳き出しは壮観のひとことですよ。 とにかく驚くべきは、その曳山のスケールの大きさ。 獅子や鳳凰、龍、浦島太郎や鯛など多種多様な曳山は、漆の一閑張りと呼ばれる技法で作られています。なんと使用されているのは和紙。和紙と漆、そして粘土などを使用した重厚かつ荘厳な曳山の巨大な威容には、観覧客も息をのんでしまうほどです。
ちなみに、唐津くんちとバルーンフェスタは時期がかぶってしまってはいますが、どちらも数日にわたって開催されています。このため、どちらともに楽しむことも可能ですよ。 唐津くんちは2日目がもっとも盛り上がるので、おすすめと言えます。
また、バルーンフェスタは開催日にどのようなサブイベントが行われるかをチェックしておくと、より楽しむことができます。 マイナー県と思われがちな佐賀県の魅力を、ぜひ格安航空を活用して体感してみてくださいね。